Vol.10【①リノベーション編】猫ちゃん4匹と暮らす、リノベーション|O邸インタビュー(築45年)

Vol.10【①リノベーション編】猫ちゃん4匹と暮らす、リノベーション|O邸インタビュー(築45年)
リノベーションについて
Vol.10【①リノベーション編】猫ちゃん4匹と暮らす、リノベーション|O邸インタビュー(築45年)



■30代ご夫婦、賃貸マンションから住替

■希望:通勤アクセス、広さ、猫4匹

■諦めたこと:壁構造で、壁を取り払えなかった

■物件探し+リノベーション会社:リノベ不動産

今回のリノベーション編では、猫4匹と暮らすO様ファミリーのこだわりポイントや、猫ちゃんたちと快適に暮らすための、お部屋の仕掛けについて。また、次回の物件探し編では、ペット2匹までOKという物件が多い中、どのようにして理想の物件に出会ったのかお話しを伺います。
(インタビュアー (以下:イ):山口 / コーディネーター(以下:コ):萩原・和田 / 設計(以下:設):矢野/ 施工(以下:施):岡野)


猫ちゃんのお気に入りの場所はありますか?



奥様:猫のゲージと書斎スペースの部屋があるのですが、そこの窓下の段になってるところで、日向ぼっこしてゴロゴロ~ってしてることが多いので、そこがお気に入りだと思います。

山口(イ):猫ちゃんたちが好きそうな日当たり具合ですね。

ドアなどの建具は造作ですか?



奥様:はい、造作でお願いしました。ドアの下部分をガラスにして、帰宅してドアを開ける時にぶつからないように、猫がいるのがわかるようにしています。ドアを開ける時は「てってってってっ」とか言いながらそーっと開けますね(笑)
山口(イ):他にも猫ちゃん仕様の場所はありますか?

奥様:猫はドアをあけられるので、カギをドアの高い位置に付けています。内側からも外側からもかけられるようにしてます。

猫ちゃんのためだけでなく、リノベーションでこたわったポイントはありますか?



奥様:あまり個室は作らずにオープンなレイアウトにしたことです。

ご主人:色々な物件を見ているうちに「リビングは壁を抜いて広くしたほうがいいね」という感じになりました。
 
間取りのアイディアはどちらのお好みで決められましたか?




奥様:好みは一致してたんです。二人とも、インダストリアルなかっこいい感じがいいねって。
山口(イ):参考にされたイメージなどはありますか?

奥様:インテリアのアプリをよく見ていましたね。イメージにあうものをクリップしていったという感じです。


お気に入りのポイントは?



奥様:キッチンです。希望通りに作って貰えたので、お引き渡しの時も、私も和田さんもテンション上がっちゃいました。

山口(イ):段差があってステージのようでもあって、キッチンからリビング越しに外まで続く眺めもまた良いですね。

家ではどこにいることが多いですか?​



奥様:子どもが小さいので、ソファのあるリビングが多いですかね。ダイニングにはほとんどいかないんですよね。

床は無垢で少し艶っぽいですね。素材は何ですか?



奥様:アカシアです。すごく気に入ってるんですけど、猫たちが歩くので傷ついちゃってるかも。

ルーフバルコニーも広くて素敵ですよね。どのように使われるご予定ですか?

奥様:ルーフバルコニーも、ここの物件を決めた一つでもあるので、これからデッキや芝をひいたりして楽しみたいですね。夏すごく暑かったのであまり出られなかったのですが、これから色々アレンジしたいです。


入居されて冬から夏まで過ごされましたが、新居での生活はいかがで​すか?



奥様:風通しと日当たりがとても良くて過ごしやすいです。角部屋なので窓が東、南にあり風が抜けます。あと朝は東が明るくて、昼間は南が明るくなります。それでいて西日があたらないので、過ごしやすいんですよね。

環境面ではいかがですか?

ご主人:通勤は乗り換え1回増えましたけど、思ったより遠くなくて良いかなという感じです。街そのものも、平和で住みやすいですよ。

奥様:そう、すごい平和なんです。駅前も程よく買い物するところもあって、道が広くて綺麗だなって印象です。ガヤガヤしてなくて。

ご友人やご家族は遊びに来られますか?

奥様:はい、遊びにきてくれて「すごいねー。いいねー」って言ってくれます。父は遊びに来る度に、毎回褒めてくれるんですけど、「街もいいし、家もいいね」って。

ご友人の中にも中古+リノベーションされている方はいますか?

ご主人:いや、戸建てや新築マンションを買ってる人はいますけど、リノベーションは聞かないですね。なので、新鮮かもしれないですね。


 
施工上で大変だったことはありますか?


岡野(施):S字の壁ですね。図面には「S」ってかいてあるんですけど、実際に床にアールを書いて作るんです。寸法を出すのが難しくて、確度とかはその場で見ながらになるので、仕上がりが難しいですね。

奥様:そんなに大変なことだったんですね。カーブの壁を、設計の矢野さんに図面でご提案頂いて、「あ、これステキ」ってなってお願いしちゃいました(笑)


構造的に複雑だったことはありますか?


岡野(施):壁構造で梁そのものが躯体なので、全部を抜けなかったんです。なので、床を下げたんです。もともとはキッチンと同じ高さで、キッチンは配管が通ってるので既存の高さのままです。キッチン床の高さだったらご主人の頭が梁にぶつかっちゃってたかもしれませんね。(笑)

物件探しからリノベーションまで、全体を通して大変だったことや楽しかったことなどはありますか?

奥様:打合せで、毎回提案頂いて少しずつ決まっていくことが楽しかったです。途中、構造上できないことがあったりして、壁を全部取り払いたかったのですが、できなかったのでその時は少し落ち込みました。今となっては、ただ広いよりも、緩く仕切られてるこっちのほうが落ち着いてて、いいかなって思います(笑)。



リノベーション編まとめ

リビングドアは、猫ちゃんたちが危なくないようにとO様の愛情が形になった特注のものでした。角住戸で通風と採光の良さを生かしたリノベーションで、光が奥まで届き風が流れて気持ちが良い、そんな現在の生活をお話頂きました。
次回の物件探し編では、この4匹の猫ちゃんリノベーションを実現するために、どのようにして理想の物件に出会ったのかお伺いします。

施工事例